剥離剤を使用した塗膜除去作業中の中毒が多発しています。意識不明や視覚障害等重症例もあります。有害物質は、特化則、有機則等法令で規制されていますが、「法令規制をクリアしている」ことと「健康が確保されていること」は同等ではありません。ご使用になる剥離剤の成分を調べ(容器にラベルの表示、又はSDS)、必要なばく露対策を講じてください。
【災害事例】
①橋梁工事での塗膜剥離の作業(火災:ベンジルアルコール)
②タイルカーペット張り替え工事(中毒:ジクロロメタン)
③校舎解体の石綿外壁剥離作業(中毒:成分不明)
④足場で塗膜除去作業中、蒸気吸引して転落(中毒:成分不明)
ほか、下の2参照
【剥離剤中の有害物質の例】
①ベンジルアルコール
②ジクロロメタン
ほか下の1、2参照
【対策例】
①送気マスク、防じん機能付き防毒マスクの使用
②作業場所の換気(排気)
③保護できる(メガネ、服装、手袋、長靴)
詳細は下の1,2を参照ください。
【リーフレット等案内】
1リーフレット(剥離剤による中毒が多発しています) (1)
2基安化発1019第1号(化学物質対策課長)P1~P8
3健康安全課長(R2.10.22)剥離剤を使用した塗料の剥離作業における労働災害防止について(改訂)
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